参考資料
鉄骨プレカット構造と軸組在来構造
軸組在来構造 | ||
品 質 | 乾燥等による狂いが生じない。 | 乾燥材の使用が必要。集成材は比較的狂いが少ない。 |
耐久性 | 害虫の害がない。 防錆処理を施す(亜鉛メッキ) 内陸地方では耐用年数は約100年期待可能。 20年保証契約あり。 |
防腐、防蟻対策を施す(クレオソート等)。 樹種によりバラツキあり。 |
構造性能 | 構造計算により正確な強度を発揮。 材質が一定なため誤差は無し。 |
簡易的計算(壁量計算)による。木材1本ごとに性能が異なる。正確な剛性を求めるのは困難。 |
断熱性 | 断熱性低い(外断熱、通気口の確保が必要)。 | 乾燥材ほど断熱性が高い。 |
結 露 | しやすいが結露による柱の耐久性の低下はない。 外断熱、通気口の確保で結露を防止できる。 |
比較的少ないが無いわけではない。結露により耐久性の低下が著しいので細心の注意が必要。 |
健 康 | 接着剤、防腐剤等の使用がない。 | 防腐剤、接着剤の使用が不可欠。 |
環 境 | 鉄は100%リサイクル材。将来発生させる廃棄物としても環境に優しいといえます。 | 木材の焼却による二酸化炭素の発生が指摘されからは木材は重大な廃棄物の一つになっています。 |
加工方法 | NKK(日本鋼管)加工センターにてコンピューター制御の高度の加工技術を駆使。 | 1.コンピューターを使用したプレカット機器による加工。 2.熟練した大工による手刻み。 |
増 築 | 木造と同様に容易に可能。 | 容易に可能。 |
間取り | 構造計算と高い剛性により大開口などの施工が容易に可能。 | 柱間が遠い場合梁を太くするが比較的限界距離が近い。 |
鉄骨プレカットは在来工法と重量鉄骨(ラーメン構造)の性質を兼ね備えた21世紀の住宅工法。鉄骨特有の高剛性と在来工法の自由性及び価格を実現します。 高い剛性と狂いの無い品質安定性は、思わぬトラブルを予防します。 しかし、弱点とも言える比熱の低さを補うため結露対策を施すことがお勧め。 外断熱工法との組み合わせが、寒冷地飛騨での快適な暮らしを約束いたします。 |