飛騨の匠の技を紹介
建具職人の技を紹介します。
千本格子建具
この建具を作成したのは高山市の建具職人、田近文一さんです。商工会の先輩でもあります。
仕事の合い間を利用して、積極的にコンクール等に出品されています。
左の作品はつい最近(平成19年)に建具のコンクールの岐阜県予選で入選し、全国大会においても7位の成績を残したものです。写真ではその仕事の精密さは伝え切れませんが、ヒバの間に神大杉を組みいれ、ています。
千本格子ついたて
こちらのついたても、コンクールの出展作品だそうです。こちらもとても繊細な細工になっています。
左の格子の間の色の濃い部分は、やはり神大杉が組木されています。


最近はこういった建具を希望する人は少ないとのことですが、今でも目利きの人はいるそうで、時々注文は入るとのことです。
なんとなくヨーロッパの組木細工に通ずるものがありますね。
左は裏面です。
襖絵のページでも紹介しました、岩島周一さんの日本画を用いています。
色紙立て
こちらは色紙を立てる為に作った枠です。
書道をしたり、色紙絵を飾ったりち何でも使えます。
また、差し替えは簡単に出来ますのでとても便利です。
額縁と違い、展示物に臨場感が出ますので、とても作品が映えます。
とても小さいスグレモノです。

飛騨の宮大工の技術

 この家は、通常の家と違い宮大工の技巧をふんだんに取り入れてあります。
一番の特徴は垂木の反りですが、それを際立たせているのは、伝統に裏打ちされたバランスです。
 近年は、大きな断面の材を好む傾向がありますが、本来の飛騨の匠は、繊細な部材を高い技術で組み合わせることにあったといえます。
太い材でも、あえて細く見せかける工夫などは、今では宮大工ならではの物かもしれません。

玄関と、今の天井です。玄関の唐傘天井は回転するように作られています。居間の特殊な梁組は4本の梁を組み合わせてから躯体に納めるので大変な作業です。

飛騨の宮大工のマジックに挑戦

 以下の写真は木工や建築をやっている人なら「あれ?どうなってるんだろ」と思うことでしょう。これらの仕口は、実務ではあまり採用しないものですが、大工さんのマジックのようなもので作られているものです。
 一見するとそんな組みかたができる筈無いと思ってしまいますが、確かに組まれているし、はずす事もできます。ご興味がおありの方、答えを知りたい方は、当社にお電話かメールをください。
 答えの写真を見れば納得できるかも。

んー、どれも抜き差しならない?ドーなってるの。
知りたい人は下記まで連絡ください。

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岐阜県高山市丹生川町町方
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